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スティーブ・ジョブスの名言
2011/10/25
アップルの創業者のスティーブ・ジョブスが先日亡くなり、世界中が悲しみにくれました。2005年6月にスタンフォード大学の卒業式で行った祝辞の要約です。(週刊ポストより)
私の母親は若い未婚の大学院生で、弁護士のところに養子縁組をされる予定が男の子はいらないとなり、数ヵ月後に次の里親候補は労働者階級で両親とも大学を出ておらず、大学を出すという条件でその里親に養子に出されました。
17年後にリード大学に入学をしましたが、スタンフォード大学並みに高額な授業料の為、両親の貯蓄すべてを大学に消えて行きました。そのためさしたる自分の価値を見つけることが出来ないため、18か月大学に居残っていましたが退学をしました。大学では文字を美しく見せる技術(カリグラフィ)では国内トップの水準でした。そこでポスターや戸棚のひとつひとつに張るラベル等、全て美しい手書きのカリグラフィで飾られていました。カリグラフィのクラスに出て、そのやり方を学んでみようと思いました。さまざまな字の組み合わせに応じて文字間隔を調整する手法や美しい字体は何が美しいのかを学びました。それは美しく、歴史があり、科学ではとらえられない繊細な芸術性持った世界です。
これが人生の上で実際に役立つ可能性があるとは思っていませんでした。
そのあと10年後、最初のマッキントッシュ・コンピューターを設計した時にその時のことがよみがえって全てを組み込みました。美しいフォントを持ったはじめてのコンピューターです。もし、大学であの授業を受けていなかったらマックには複数のフォントも字間調整フォントも入っていなかったでしょう。もちろん、大学にいたときに、そんな先の事まで点と点をつなげてみるようなことはできませんでした。しかし、十年後からふり返ってみると非常にはっきりとみえます。
1.「点と点をつなぐ」という話
先を読んで点と点をつなぐことはできません。後から振り返って初めて出来ます。したがってあなた方は、点と点が将来どこかでつながると信じなければなりません。自分と勇気、運命、人生、カルマ、なんでもいいから信じなくてはなりません。点がやがてつながると信じることで、たとえばそれが皆の通る道からはずれても、自分の心に従う自信が生まれます。これが大きな違いをもたらしてくれるのです。