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2012/6/14
デフレ経済になって十数年になり、衣類、回転すし、ハンバーガー、ラーメン、牛丼等安い価格がオンパレードになって、企業は過去最高の利益を上げています。お客は安いものを買って、あるいは食事をして満足しているかとなると別問題です。
安い衣類を買っている人も本来はデパートで買ってみたいとか、すし屋のカンウターで食べたい、ファストフードではなくレストランで食事、ラーメンではなく、中華料理店、牛丼ではなくとんかつ、かつ丼を食べたいのが信条と思います。
しかし、財布が許さないのが現状です。日本の労働人口は6,400万人でそのうち年収200万円以下が1000万人います。安いものを買って、あるいは安い食事をして嘆いた人は少ないと思います。それはこれ以上安いものがなく我慢すべき問題になっているからです。
提供している企業からすると、ロードサイドに店を大きくして在庫数、アイテム数を多く抱え、飲食店も同じで座席数を多くして、客の回転数でさらに安さを追求している。他の企業がまねのできない隙間に参入して業績を伸ばしている。
会社を設立して事業を始める場合、ほかの同業者の成功しているのを見て、アレンジしてやれば成功する確率が高いですが、最初から誰もやっていない事業をやるとほとんど失敗します。誰もやっていない事業を始める場合、資金力があり研究開発の名目でおこなうことは可能ですが、資金力がない企業がそんな事業をやると倒産しか待っていません。いかに繁盛している会社の商品、製品、サービスをアレンジして提供するかにかかります。